チェコ・プラハ城の歴史と散策ルート!見どころ満載の城郭を一日で巡る

出典: Felix Mittermeier / Pexels
チェコの首都プラハの象徴であるプラハ城。ギネス世界記録において「世界で最も古く最も大きい一貫した城郭群」と認定されており、その敷地は東西に約570メートル、南北に約130メートルにおよぶ。歴史的な大聖堂や宮殿、かつての錬金術師の住居などが集まる城内を、効率よく巡るためのルートと見どころをまとめた。
城内に入る前の準備とアクセス
プラハ城は小高い丘の上に建っている。徒歩でのアプローチも可能だが、上り坂を避けるため、路面電車(トラム)の22番線を利用して「プラジスキー・フラト(Pražský hrad)」停留所で下車するルートがおすすめだ。ここから平坦な道を歩いて北門から入場できるため、体力を温存しながら観光を開始できる。
城内への立ち入り自体は無料だが、主要な歴史建造物の内部に入るには共通チケットの購入が必要となる。チケットは歴史的建造物群(聖ヴィート大聖堂、旧王宮、聖イジー教会、黄金の小路)をカバーする「プラハ城ベーシック(Prague Castle - Basic)」が一般的だ。
圧倒的な存在感を放つ「聖ヴィート大聖堂」
北門から第2中庭を経て第3中庭へ進むと、目の前にそびえ立つのが聖ヴィート大聖堂だ。ゴシック様式の傑作とされるこの大聖堂は、930年に初期のロマネスク様式として始まり、現在の姿になるまで約1000年の歳月を要した。
内部の見どころは、チェコの代々の王の墓や、美しいステンドグラスである。特にアルフォンス・ミュシャ(ムハ)が手がけたステンドグラスは、差し込む光によって神秘的な色彩を放ち、多くの観光客を魅了している。
旧王宮とカラフルな「黄金の小路」
大聖堂の次に向かうべきは「旧王宮」だ。かつてのボヘミア王の居城であり、柱のない巨大な大広間「ヴラディスラフ・ホール」は、中世に馬に乗ったまま騎士が入場できたほどの広さを誇る。
城内の散策の締めくくりには、城壁沿いに並ぶ小さな家々「黄金の小路(Zlatá ulička)」を歩きたい。かつて城の門番や錬金術師、金細工師たちが暮らしていた青や黄色に塗られた住居が並び、現在は可愛い土産物店や博物館として公開されている。22号室は小説家フランツ・カフカが仕事場として使っていたことでも知られている。
散策の後は、東門から出て坂を下りながら、プラハの美しい赤瓦の街並みを眺めるのが定番のルートだ。歴史の重みを感じながら、ゆっくりと一日をかけて巡ってみてほしい。
お役立ち情報
- 🏰 Prague Castle for Visitors(英語) — プラハ城の公式サイト。チケットの種類、最新の開館時間、特別展示などの情報が掲載されている。
- 🇨🇿 プラハ城 | チェコ政府観光局 — プラハ城の主要な建築物の歴史や見どころを日本語で丁寧に解説している公式観光案内。