JR東日本「週末パス」で巡る!南東北ローカル線一泊二日の鉄道旅プラン
土日の2日間、JR東日本のフリーエリアが乗り放題になるお得なきっぷ「週末パス」。大人8,880円(※2026年時点)で、JR線だけでなく周辺の地方私鉄・第3セクター線14社も乗り放題になるのが最大の強みです。今回はこの切符の利点を最大限に活かして、福島・山形エリアの魅力的なローカル私鉄とJR奥羽本線(山形線)、そして名湯を繋ぐ一泊二日のモデルルートを紹介します。
週末パスの「基本」と使いこなすルール
週末パスを最大限に活用するために、まずは以下のルールを押さえておきましょう。
- 前日までに購入する: 利用当日の購入はできません。必ず利用する週の金曜日(祝日の場合は木曜日)までにJR東日本の「指定席券売機」や「みどりの窓口」で購入を済ませてください。
- 特急券の追加で新幹線も乗れる: 「青春18きっぷ」とは異なり、別途特急券や新幹線自由席・指定席券を購入すれば、東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線(東京〜直江津間)やJR東日本の特急列車にも自由に乗車できます。
- 乗り放題になる地方私鉄: 阿武隈急行、山形鉄道(フラワー長井線)、会津鉄道など、エリア内の主要な私鉄・第3セクターが利用可能です。
1日目:福島から阿武隈急行を抜け、赤湯・フラワー長井線へ
まずは東京駅から出発します。新幹線を利用して一気に福島駅へ移動し、ここから旅が本格的にスタートします。
- 福島駅から阿武隈急行線へ 阿武隈川沿いののどかな渓谷美を車窓から眺めながら、のんびりと梁川(やながわ)方面へ向かいます。週末パスならこの阿武隈急行も追加料金なしで乗り放題です。
- 槻木駅からJR東北本線・奥羽本線(山形線)経由で赤湯駅へ 宮城県側の槻木(つきのき)駅でJR線に戻り、仙台駅や米沢駅を経由して、山形県の赤湯(あかゆ)駅へ。赤湯は開湯900年以上の歴史を持つ赤湯温泉があり、初日の宿泊地として最適です。
- 山形鉄道・フラワー長井線に乗車 赤湯駅からは、木造駅舎やレトロな車両で知られる山形鉄道「フラワー長井線」に乗り換えます。沿線には大正時代から残る登録有形文化財の駅舎が多く、途中下車しながら古い街並みや地元の地酒蔵を巡るのがおすすめです。
2日目:米沢の城下町から板谷峠を越える鉄道史跡巡り
2日目は赤湯・米沢エリアの歴史と、かつて鉄道の難所として知られた「板谷峠(いたやとうげ)」の鉄道遺構を巡ります。
- 米沢で上杉家ゆかりの歴史散策 米沢駅へ移動し、上杉謙信を祀る上杉神社や、米沢藩の歴史を伝える上杉家廟所を訪ねます。名物の米沢牛の食べ歩きや駅弁の「牛肉どまん中」をここで入手しておきましょう。
- 奥羽本線「板谷峠」のスイッチバック遺構 米沢駅から福島駅へ向かう途中にある「峠駅」「板谷駅」は、かつて蒸気機関車や旧型電車が急勾配を上るために用いた「スイッチバック」の設備が、現在も巨大なスノーシェルター(雪除け)の中に残っています。峠駅では、現在も電車の停車時間に合わせてホームで立ち売りされている名物「峠の力餅」をぜひ窓越しに買い求めてみてください。
夕方、福島駅から再び東北新幹線に乗り、週末の充実したローカル線の旅を締めくくります。
お役立ち情報
- JR東日本 週末パス(公式サイト案内):きっぷの詳細な利用可能エリア、料金、払い戻し等のルールが確認できます。
- 山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」:山形県内の観光名所や温泉宿、フラワー長井線沿線の散策ガイドが掲載されています。
出典: