東京23区乗り放題!「東京フリーきっぷ」を遊び倒す1日高コスパ観光モデルコース
東京都内を観光したり、複数のエリアを1日で効率よく移動したりする際、交通費をいかにおさえるかは重要なポイントです。東京の鉄道各社は様々な1日乗車券を発行していますが、その中でも最強のカバー範囲を誇るのが「東京フリーきっぷ」です。東京メトロと都営地下鉄の全線、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、そして東京23区内のJR線すべてが1日乗り放題になります。今回は、この東京フリーきっぷを使って23区内を北から南まで縦横無尽に巡り、圧倒的にお得で大満足な1日の高コスパ観光モデルコースをご提案します。
「東京フリーきっぷ」の基本スペックとメリット
東京フリーきっぷは、東京都内の主要な公共交通機関をほぼ網羅した、最強の1日乗車券です。まずはその基本情報とお得なポイントを整理しましょう。
- 価格:大人 1,600円 / 小児 800円
- 有効期間:使用当日の1日(始発から終電まで)
- フリーエリア(乗り降り自由):
- JR東日本:東京23区内の普通列車(快速を含む)普通車自由席
- 東京メトロ:全線(全9路線)
- 都営地下鉄:全線(全4路線)
- 都電荒川線(東京さくらトラム):全線
- 日暮里・舎人ライナー:全線
- 都営バス:全路線(江東01系統などの一部を除く)
このきっぷの最大の強みは、鉄道運営会社の垣根を完全に越えて移動できる点にあります。通常、JRから地下鉄へ乗り換えると運賃が合算されて高くなりますが、東京フリーきっぷを持っていれば追加運賃の心配はありません。また、目的地に一番近い駅がJR駅でも地下鉄駅でも自由に選べるため、徒歩移動を減らし効率よく観光地を巡ることができます。
徹底的に使い倒す!1日高コスパ観光モデルコース
東京フリーきっぷの多面的な乗り物カバー範囲を存分に体感しつつ、東京の魅力を満喫できる朝から夜までの王道ルートをご案内します。
9:00 【出発】東京駅から日暮里へ(JR山手線)
旅のスタートは東京駅から。JR山手線または京浜東北線に乗って「日暮里駅」へ向かいます。日暮里駅の西口を出てすぐのところにある「谷中銀座商店街」をのんびり散策。昭和レトロな下町の雰囲気が残る路地裏や、猫のオブジェが迎えてくれる階段「夕やけだんだん」を訪れます。
10:30 三ノ輪橋駅から都電荒川線で下町レトロ旅(都電)
谷中散策の後は、日暮里・舎人ライナーで「熊野前駅」へ向かうか、または都電荒川線の始発駅である「三ノ輪橋駅」まで歩き、東京に唯一残る路面電車である都電荒川線(東京さくらトラム)に乗車します。ガタゴトと揺れるノスタルジックな車窓を楽しみながら「庚申塚(こうしんづか)駅」へ。
11:30 巣鴨地蔵通り商店街で早めのランチ(徒歩)
庚申塚駅で下車すると、目の前が「巣鴨地蔵通り商店街」の入り口です。「おばあちゃんの原宿」とも呼ばれるこの商店街で、とげぬき地蔵で有名な高岩寺を参拝。お昼ご飯には、名物の塩大福を食べ歩きしたり、昔ながらの食堂で美味しい定食をいただきます。
13:00 巣鴨から神保町の古書店街へ(都営三田線)
巣鴨駅まで歩き、都営三田線に乗って「神保町駅」へ移動。ここは世界最大級の古書店街として知られています。レトロな喫茶店が数多く点在するエリアでもあるため、こだわりの珈琲と古本を片手に、贅沢なひとときを過ごします。
15:00 神保町から浅草・雷門へ(東京メトロ半蔵門線⇒銀座線)
神保町駅からメトロ半蔵門線で「三越前駅」へ行き、そこから銀座線に乗り換えて「浅草駅」へ。伝統的な浅草寺や活気あふれる仲見世通りを散策し、東京の江戸情緒を感じてみましょう。
17:30 浅草から新橋・汐留へ(都営浅草線)
浅草駅から都営浅草線に乗って「新橋駅」へ。新橋駅から直結の汐留シオサイト周辺で、近代的な高層ビル群と汐留の夜景スポットを巡ります。また、時間に余裕があれば新橋から都営バスに乗って豊洲方面や東京タワー方面へ足を延ばすことも、このフリーきっぷなら自由自在です。
19:30 新橋から新宿へ(JR中央線快速)
新橋駅からJR山手線で東京駅へ戻り、中央線快速に乗り換えて一気に「新宿駅」へ。最後は世界一の乗降客数を誇る新宿のネオン街で夕食を楽しみ、大満足の1日が終わります。
元は取れる?お得度シミュレーション
このモデルコースで移動した際の、個別の普通IC運賃(大人)を合計してみましょう。
- 東京駅 ⇒ 日暮里駅(JR):178円
- 日暮里駅 ⇒ 谷中散策 ⇒ 三ノ輪橋駅(徒歩):0円
- 三ノ輪橋駅 ⇒ 庚申塚駅(都電):170円
- 巣鴨駅 ⇒ 神保町駅(都営):230円
- 神保町駅 ⇒ 三越前駅経由 ⇒ 浅草駅(メトロ):180円
- 浅草駅 ⇒ 新橋駅(都営):230円
- 新橋駅 ⇒ 新宿駅(JR):210円
- 新宿駅 ⇒ 東京駅(JR):210円
- 運賃合計:1,408円
これだけだと1,600円にわずかに届きませんが、途中で「東京タワー最寄り駅まで都営地下鉄で往復した(+360円)」「日暮里・舎人ライナーに1区間乗ってみた(+180円)」「移動中に都営バスでショートカットした(+210円)」といった寄り道を2回以上組み込むだけで、簡単に1,600円をオーバーし、非常にお得になります。さらに、複数の鉄道会社のきっぷをその都度券売機で買い直す手間や、ICカードの残高を気にするストレスがゼロになる利便性は金額以上の価値があります。
東京フリーきっぷを賢く使うためのTIPS
- モバイルSuica等への登録が可能:
紙のきっぷだけでなく、手持ちのSuicaやPASMOに「東京フリーきっぷ」の機能を券売機で書き込んで利用できます。改札をタッチだけで通過できるため非常にスマートです。 - 提携割引サービス「ちかとく」の活用:
きっぷを提示するだけで、東京都内の様々な美術館、水族館、飲食店、お土産店で割引やプレゼントの特典が受けられるちかとくが利用できます。観光時には積極的に対象施設をチェックしましょう。
次の週末は、会社の枠を飛び越えた最強フリーパスを片手に、23区の魅力を味わい尽くす旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
お役立ち情報
- JR東日本 お得なきっぷ「東京フリーきっぷ」
きっぷの価格、利用可能区間、発売場所などの詳細な購入ガイドを掲載しているJR東日本の公式ページ。 - 東京メトロ「東京フリーきっぷ」案内
東京メトロ側での乗りこなしガイドと、100箇所以上で特典が受けられる「ちかとく」の公式案内サイト。 - 都営交通(東京都交通局)お得な乗車券
都営地下鉄、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーの運行路線図や、優待特典のPDFパンフレットダウンロードページ。
出典: