週末パスで巡る山梨・長野。2日間乗り放題でお得に楽しむ甲信越ローカル線の旅
週末の休みを利用して、のんびりと列車に揺られるローカル線の旅に出かけてみませんか。JR東日本が販売している「週末パス」は、数あるお得なきっぷの中でも、特に鉄道ファンや周遊旅行好きの間で高い人気を誇るフリーパスです。土日の2日間、関東甲信越および南東北の広大なエリアのJR線が乗り放題になるだけでなく、エリア内の主要な私鉄・地方ローカル線14社も乗り放題に含まれる点が大きな特徴です。今回は、この週末パスをフル活用し、夏の爽やかな山梨・長野エリアのローカル線を巡る魅力的な旅のアイデアと、お得なきっぷの仕組みを徹底解説します。
週末パスとは?基本ルールと3つの特徴
週末パスは、JR東日本が設定している割引きっぷです。購入前に知っておくべき基本的なルールとメリットは以下の通りです。
- 土日の連続する2日間有効
基本的に「土曜日と日曜日」の2日間に利用できます(祝日との3連休などでも、金土や日月での利用はできず、基本は土日祝の中の連続する2日間となります)。 - 前日までの購入が必須
**利用開始日の前日(金曜日など)までに購入しておく必要があります。**利用当日(土曜日など)には購入できないため、旅の計画は事前に行う必要があります。 - 特急券を買い足せば新幹線や特急列車にも乗車可能
青春18きっぷとは異なり、別途特急券や新幹線指定席券を購入すれば、東北新幹線・北陸新幹線・上越新幹線や、中央線特急「あずさ」「かいじ」などにも乗車できます。これにより、遠方への素早いアプローチと、現地でののんびりとしたローカル線乗り歩きを両立できます。
そして最大の魅力は、地方私鉄14社もフリーエリアに含まれることです。山梨・長野エリアでは、以下の魅力的なローカル私鉄が週末パスだけで乗車可能です。
週末パスで巡る!山梨・長野ローカル線横断ルート(1泊2日)
新幹線・特急と地方ローカル私鉄を巧みに組み合わせた、週末パスの元がしっかりと取れる王道モデルコースをご紹介します。
【1日目】東京から富士の麓を越えて、信州の古湯へ
- 新宿駅 8:00発 ⇒(中央線特急あずさ)⇒ 大月駅 8:58着
まずは中央線の特急「あずさ」でスムーズに大月へ向かいます(別途特急券が必要です)。 - 大月駅 9:11発 ⇒(富士急行線)⇒ 河口湖駅 10:10着
大月からは週末パスでそのまま富士急行線に乗り換え。世界遺産・富士山の圧倒的な姿を車窓から眺めながら河口湖へ。河口湖畔の散策や名物の「ほうとう」をランチでいただきます。 - 河口湖駅 12:47発 ⇒(富士急行線)⇒ 大月駅 13:45着
- 大月駅 13:58発 ⇒(JR中央本線)⇒ 小淵沢駅 15:02着
- 小淵沢駅 15:10発 ⇒(JR小海線・ハイレール)⇒ 小諸駅 17:28着
小淵沢からは、日本一標高の高い地点を走るJR小海線(八ヶ岳高原線)に乗り換えます。高原の爽やかな風と車窓の山々を楽しみながら、千曲川沿いに走ってしなの鉄道との接続駅・小諸へ。 - 小諸駅周辺(泊)
島崎藤村ゆかりの宿や、車で少し足を伸ばして布引温泉、浅間温泉などで旅の疲れを癒やしましょう。
【2日目】しなの鉄道と長野電鉄、新幹線で戻る旅
- 小諸駅 9:00発 ⇒(しなの鉄道線)⇒ 上田駅 9:19着
かつて信越本線だったローカル私鉄のしなの鉄道で上田へ。上田城跡を散策します。 - 上田駅 11:15発 ⇒(上田電鉄別所線)⇒ 別所温泉駅 11:45着
真田幸村ゆかりの上田から、丸窓電車で有名な上田電鉄別所線で信州の鎌倉と呼ばれる別所温泉へ。共同浴場で極上の温泉に入浴します。 - 別所温泉駅 13:00発 ⇒(上田電鉄)⇒ 上田駅 13:30着
- 上田駅 13:50発 ⇒(北陸新幹線・あさま)⇒ 長野駅 14:02着
上田から長野までは新幹線でわずか12分。移動のメリハリをつけられるのも週末パスの特長です。 - 長野駅 ⇒(長野電鉄長野線)⇒ 湯田中駅・小布施駅など
長野電鉄に乗り換え、栗と葛飾北斎の街・小布施や、渋温泉の玄関口である湯田中まで足を伸ばすことができます。 - 長野駅 18:00発 ⇒(北陸新幹線・かがやき)⇒ 東京駅 19:20着
最後は新幹線でビューンと東京へ帰京。お土産の信州そばやおやきを車内で楽しむのも鉄道旅の醍醐味です。
週末パスをお得に使いこなすテクニック
- 合計運賃の計算:
週末パス(大人8,880円)は、例えば「東京都区内〜長野」の往復普通運賃(片道4,840円×2=9,680円)だけでも簡単に元が取れます。これに加えて各種地方私鉄に乗車すればするほど、お得度は跳ね上がります。 - 指定席券売機での購入:
JR東日本の「みどりの窓口」だけでなく、駅にあるグレーや青の「指定席券売機」で利用前日までに手軽に購入できます。 - 特急券の事前チケットレス予約:
えきねっと等のスマートフォン用チケットレスサービスを利用すれば、新幹線や特急の特急券をお得にスマートに買い足すことができます。
この夏は週末パスを片手に、少し足を伸ばして甲信越のローカル私鉄が織りなす美しい風景に出会いに行ってみてはいかがでしょうか。
お役立ち情報
- JR東日本 お得なきっぷ「週末パス」
週末パスのフリーエリア詳細、料金、購入期限、利用条件などを掲載しているJR東日本の公式案内ページ。 - しなの鉄道株式会社(公式サイト)
軽井沢から長野、妙高高原を結ぶ地域密着のローカル私鉄「しなの鉄道」の運行ダイヤや観光列車「ろくもん」の案内ページ。 - アルピコ交通株式会社(上高地線)
松本駅から新島々駅を結び、上高地観光の足となる「アルピコ交通上高地線」の時刻表や企画乗車券の公式情報サイト。
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