夏の避暑に最適!標高1,800mの雲上温泉「万座温泉」で味わう極上の酸性硫黄泉
気温が急上昇し、下界では寝苦しい夜も増える初夏の季節。そんな時期に恋しくなるのが、涼しい風の中でじっくりと湯に浸かれる高地の温泉地です。群馬県の上信越高原国立公園内にある「万座温泉」は、標高約1,800mに位置し、夏でも平均気温が約20度という最高の避暑温泉地です。日本一の含有量を誇る濃厚な硫黄泉と、さえぎるもののない大パノラマの露天風呂が魅力の万座温泉を、夏の旅先として詳しくご紹介します。
夏でも平均気温20度!万座温泉が「避暑地」として優れた環境
万座温泉の最大の魅力は、その圧倒的な「涼しさ」にあります。標高が100m上がると気温は約0.6度下がると言われており、標高1,800mの万座は平地と比べて約10〜11度も気温が低くなります。
真夏の8月であっても最高気温が25度を超えることは滅多になく、朝晩は15度以下まで冷え込む日もあるため、温泉街の宿にはクーラーが設置されていないところもあるほどです。日中は白根山や周辺の遊歩道で高山植物を眺めながら涼しい風の中でハイキングを楽しみ、体が冷えたところで極上の温泉に浸かるという、夏の贅沢な湯治ライフが送れます。
日本一の硫黄濃度!万座が誇る極上泉質
万座温泉に一歩足を踏み入れると、立ち上る白い湯気とともに強い硫黄の香りに包まれます。ここの泉質は主に「酸性・含硫黄-ナトリウム-硫酸塩温泉」などで、1リットルあたりの硫黄含有量が約300mg前後と、日本国内でもトップクラスの濃度を誇ります。
- 湯の色: 湧き出したばかりの新鮮な温泉は本来無色透明ですが、空気中の酸素と触れ合い、温度が変化することで美しい白濁(ミルキーブルーや乳白色)へと変化します。
- 効能と作用: 強力な殺菌作用を持つ酸性の湯は、慢性皮膚病や傷の湯治に利用されてきました。さらに、硫黄成分による血管拡張作用によって血行が促進され、冷え性や関節痛の和らげ、さらには美肌効果も期待されています。
酸性が非常に強く皮膚への刺激が強いため、湯上がりにはしっかり水分を補給し、肌の弱い人は上がり湯(水道水や低刺激の温泉)で体を軽く流すことをおすすめします。
絶景を堪能する!万座のおすすめ露天風呂と宿
万座温泉には、それぞれの宿に独自の源泉と個性豊かな湯船があります。中でも「絶景」を楽しめる代表的なスポットを紹介します。
1. 万座プリンスホテル 「こまくさの湯」
標高1,800mの山並みを目の前に見渡す混浴露天風呂(女性専用・男性専用エリアもあり)が有名です。さえぎる壁がなく、まるで山並みに溶け込むような開放感を味わえます。夜は手の届きそうな満天の星を眺めながらの入浴が楽しめます。
2. 万座高原ホテル 「石庭露天風呂」
万座プリンスホテルの姉妹館で、こちらは混浴の「石庭露天風呂」が名物です。敷地内には4つの異なる源泉が注がれており、ミルキーブルー、エメラルドグリーン、黄色みがかった湯など、異なる色と泉質の湯船を一度に湯巡りできる楽しさがあります。
3. 万座温泉 日進舘
万座温泉で最古の歴史を持つ老舗宿です。総木造りの大浴場「長寿の湯」は太い梁が渡された圧倒的な風情があり、屋外には高台から渓谷を見下ろす展望露天風呂「極楽湯」があります。伝統的な湯治宿の雰囲気を残すぬくもりある宿です。
万座温泉へのアクセスと夏の注意点
雪深い冬場はアクセスルートが大幅に制限される万座温泉ですが、夏場は爽快なドライブコースとしてアクセスが快適です。
- マイカー利用: 関越自動車道「渋川伊香保IC」から国道145号線、または上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」から「万座ハイウェー(有料道路)」を経由してアクセスします。夏の志賀草津道路は絶景ロードとして知られていますが、白根山の火山ガス規制や霧が発生しやすい性質があるため、万座温泉観光協会などで最新の道路状況を確認のうえ走行してください。
- 公共交通機関: JR吾妻線「万座・鹿沢口駅」から路線バスで約40分。または、北陸新幹線「軽井沢駅」から宿の送迎バス(要予約の宿が多い)を利用するのが便利です。
高地のため紫外線が非常に強く、日中は日焼け対策が欠かせません。また、朝晩の寒暖差に備えて、夏であっても長袖の羽織りものを1枚用意して訪れましょう。
お役立ち情報
- 万座温泉観光協会 参画する各旅館の日帰り入浴情報や、最新のイベント・高山植物情報などを発信する公式サイト。
- プリンスホテルズ&リゾーツ(万座) 万座プリンスホテルおよび万座高原ホテルの露天風呂「こまくさの湯」「石庭露天風呂」の予約・施設案内。
- 万座温泉日進舘 名物の木造内風呂「長寿の湯」や展望露天風呂「極楽湯」の案内や、湯治・宿泊プランを掲載する老舗宿の公式サイト。
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