北アルプスの懐で涼む!奥飛騨温泉郷・露天風呂めぐりと新穂高ロープウェイの夏旅
真夏の強い日差しから逃れ、涼しい風と大自然に癒やされたい。そんな夏の贅沢な願いを叶えてくれるのが、岐阜県高山市にある「奥飛騨温泉郷(おくひだおんせんごう)」です。北アルプスの乗鞍岳や穂高連峰などの名峰に囲まれたこの地は、平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高という個性豊かな5つの温泉地からなり、日本屈指の露天風呂数を誇ることで知られています。今回は、標高の高さによる夏の涼しさと、圧倒的なスケールの山岳美に包まれる奥飛騨温泉郷の夏旅の見どころをご紹介します。
出典: Nizar F / Pexels
個性あふれる「奥飛騨5つの温泉地」と名物露天風呂
奥飛騨温泉郷を構成する5つの温泉地は、それぞれ異なる源泉と情緒を持っています。
- 平湯温泉(ひらゆおんせん): 温泉郷の玄関口にあたり、武田信玄の軍が疲労回復に用いたという伝説が残る最古の温泉です。茶褐色の濁り湯など多様な源泉が楽しめます。
- 福地温泉(ふくじおんせん): 平家落人伝説が伝わる、豊かな緑の中にひっそりと佇む隠れ家的な温泉地。囲炉裏のある木造建築の宿が多く、プライベートな静寂を楽しめます。
- 新平湯温泉(しんひらゆおんせん): 温泉郷の中心に位置し、多様な宿が軒を連ねます。親しみやすい雰囲気で散策にもぴったりです。
- 栃尾温泉(とちおんせん): 蒲田川の清流沿いに広がる素朴な温泉地。民宿が多く、川のせせらぎを聞きながら楽しむ共同露天風呂が名物です。
- 新穂高温泉(しんほたかおんせん): 北アルプスの登山口の目の前に位置し、槍ヶ岳や穂高連峰の雄大な絶景を遮るものなく見上げる開放的な野天風呂が点在します。
特に新穂高温泉にある混浴露天風呂「新穂高の湯」(例年夏季のみオープン)は、清流・蒲田川のすぐ脇に岩で作られたダイナミックな共同浴場で、水しぶきを上げる清流とアルプスの緑を全身で感じられる夏の名物スポットです(水着・湯浴み着の着用が必要)。
雲上の別世界へ!「新穂高ロープウェイ」で2,000m超の絶景へ
温泉郷の最奥にある新穂高ロープウェイは、日本で唯一の「2階建てゴンドラ」を運行するロープウェイです。
第1ロープウェイと第2ロープウェイを乗り継ぎ、標高2,156mの西穂高口駅(にしほたかぐちえき)展望台へ。山頂エリアの夏は平均気温が約15〜20℃前後と非常に涼しく、都心の猛暑を完全に忘れさせてくれます。
展望台からは、山々が緑の絨毯を広げたような北アルプスの360度パノラマ絶景を見渡すことができます。山頂駅の周辺には、ブナやシラカバなどの原生林を散策できる「千石園地」もあり、手軽にアルプスの澄んだ空気を吸いながら森林浴を楽しめます。
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夏の奥飛騨を巡るための実用的な旅の段取り
山深い奥飛騨を安全・快適に旅するためのコツをまとめました。
- マイカー規制とバスの活用: 奥飛騨からすぐ近くの上高地(かみこうち)や乗鞍畳平(のりくらたたみがはら)へは、自然保護のため一般車の乗り入れが規制されています。平湯温泉にある「平湯バスターミナル」からシャトルバスが出ているため、平湯を拠点にして周辺の山岳地帯へ足を伸ばすのが王道のルートです。
- 寒暖差への備え: 標高が1,000m〜2,000mに及ぶため、昼間は日差しが強くても、朝晩や新穂高ロープウェイの山頂付近は肌寒くなります。夏の訪問であっても、さっと羽織れる長袖のウインドブレーカーやカーディガンは必ず1枚持参しましょう。
- 湯上りグルメを楽しむ: 奥飛騨の宿では、とろけるような肉質の「飛騨牛」や、清流で育ったイワナ・アマゴの塩焼き、山の恵みである山菜料理を地酒とともに楽しめます。
雄大なアルプスが夕日に染まるのを眺めながら、湧き出る名湯に身を委ねる。そんな極上の夏休みを、奥飛騨温泉郷で過ごしてみてはいかがでしょうか。
お役立ち情報
- 奥飛騨温泉郷観光協会 公式サイト
5つの温泉地の宿情報、日帰り温泉一覧、リアルタイムの道路状況やイベント情報が網羅されている公式観光ガイドです。 - 新穂高ロープウェイ 公式サイト
ゴンドラの運行カレンダー、運賃、リアルタイムの山頂気温や展望台からのライブカメラ映像を確認できる公式ウェブサイトです。 - 濃飛バス 公式サイト
高山・松本から奥飛騨温泉郷へのアクセス高速バス、平湯〜上高地・乗鞍間のシャトルバスの時刻表や料金情報を確認できる公式ウェブサイトです。