「江の島・鎌倉フリーパス」で回る週末日帰り旅:混雑を避けて名所を賢く巡るモデルコース
東京から日帰りで手軽に行ける観光地として不動の人気を誇る「鎌倉」と「江の島」。しかし、週末ともなれば「江ノ電」が満員電車状態になり、主要な寺社や小町通りは人で埋め尽くされ、移動だけで疲れてしまうことも珍しくありません。
この湘南を代表する2つのエリアを、お財布に優しく、かつ混雑を上手に回避しながら1日で満喫するための強力なツールが、小田急電鉄が発売している「江の島・鎌倉フリーパス」です。今回は、そのお得なポイントと、混雑を避けるための「逆回り」日帰りモデルコースを伝授します。
「江の島・鎌倉フリーパス」とは?
小田急線の各駅から発着駅までの往復切符と、指定区間の乗り降り自由がセットになった大変お得なフリーきっぷです。
- 乗り降り自由区間:
- 江ノ島電鉄(江ノ電):全線(藤沢駅〜鎌倉駅)
- 小田急線:藤沢駅〜片瀬江ノ島駅間
- 新宿発の料金:大人 1,640円(※発着駅によって異なります)
- 優待特典:江の島シーキャンドルや新江ノ島水族館、長谷寺の拝観特典など、沿線の約30以上の施設で割引やプレゼントの特典が受けられます。
通常、新宿から片瀬江ノ島へ往復し、江ノ電の1日乗車券(のりおりくん)を個別で購入するよりも数百円以上安くなり、改札を通る際もきっぷ1枚で済むため非常に快適です。
混雑を避ける黄金ルート:あえて「藤沢・江の島」から攻める
多くの観光客は「新宿→鎌倉駅(JR乗り換えなど)→江ノ電で江の島方面へ」というルートを取りがちです。これにより、昼前後の鎌倉駅周辺と午後の江ノ電は極めて激しい混雑に見舞われます。
そこで提案するのが、小田急線のメリットを活かして**「江の島からスタートし、鎌倉へ抜ける」逆回りルート**です。
09:00:朝一番の「江の島」散策
小田急線「片瀬江ノ島駅」(竜宮城のようなユニークな駅舎)に到着後、江の島弁天橋を渡って江の島へ。朝一番の江の島はまだ観光客が少なく、お土産屋が並ぶ参道も静かです。「江島神社」へ参拝し、島の上部にある「江の島サムエル・コッキング苑」や展望灯台「シーキャンドル」からの澄んだ相模湾の景色を独り占めしましょう。
11:30:江ノ電の車窓から湘南の海を眺める
江ノ電「江ノ島駅」から乗車します。
江ノ電は「鎌倉高校前駅」付近で道路と並行して走り、窓いっぱいに広がる青い湘南の海が望めます。このお昼前の時間帯は、鎌倉側から下ってくる車内は非常に混雑していますが、藤沢・江の島側から鎌倉へ向かう列車は比較的座れる余裕があります。
12:30:長谷駅で途中下車して「鎌倉大仏」と「長谷寺」へ
「長谷(はせ)駅」で下車します。門前町でシラス丼やレトロなカフェでランチを済ませた後、日本最大級の木造観音像で知られる「長谷寺」へ。アジサイや新緑の庭園が美しく、見晴らし台からは由比ヶ浜を一望できます。その後、歩いてすぐの「高徳院」に向かい、鎌倉のシンボルである大仏様と対面します。
15:00:夕方の落ち着いた「鎌倉駅」周辺と鶴岡八幡宮
終点の「鎌倉駅」へ。この時間帯になると、朝から観光していた人々の第一波が帰り始めるため、混雑が少し和らぎます。レトロな商店が並ぶ「小町通り」で抹茶スイーツなどの食べ歩きを楽しみ、鎌倉武士の守護神である「鶴岡八幡宮」を参拝します。
17:30:江ノ電で藤沢へ戻り、小田急線で新宿へ
帰りは鎌倉駅から再び江ノ電に乗り、藤沢駅へ戻ります(約34分)。江ノ電ののんびりとした揺れに揺られながら、暮れゆく車窓を眺めるのも旅情があります。藤沢駅から小田急線の快速急行(またはロマンスカー)に乗り換えて新宿へ帰還します。
まとめ
週末の鎌倉・江の島おでかけは、移動ルートの方向(逆回り)を意識するだけで、人混みによるストレスを劇的に減らすことができます。「江の島・鎌倉フリーパス」をフルに活用し、お財布にも心にも余裕を持った、充実した湘南の1日を満喫してください。
お役立ち情報
- 📄 小田急電鉄 - 江の島・鎌倉フリーパス 公式案内
- 小田急電鉄による公式優待ガイド。各駅からの最新運賃、きっぷの購入方法、割引が適用される店舗・施設の詳細リストが掲載されています。
- 📄 江ノ島電鉄 (江ノ電) 公式サイト
- 江ノ電の運行情報、各駅の時刻表、江の島・鎌倉周辺のイベント情報のほか、デジタルチケットの案内もあります。
- 📄 鎌倉観光公式ポータルサイト (かまくら春秋社)
- 鎌倉市観光協会による公式ガイド。鶴岡八幡宮や長谷寺の拝観時間、周辺のコインロッカー情報、混雑状況のリアルタイム指標などが確認できます。
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