都電荒川線ワンデーパスで巡る!400円でお得に楽しむ沿線レトロ街歩き旅
東京の街並みを縫うようにコトコトと走る路面電車。かつて東京都内には広大な路面電車網が存在していましたが、モータリゼーションの荒波のなかで次々と廃止され、現在唯一残っているのが「都電荒川線(東京さくらトラム)」です。荒川区の三ノ輪橋停留場から新宿区の早稲田停留場までの12.2kmを結び、沿線には下町の原風景やどこか懐かしい昭和のレトロスポットが今も大切に残されています。
本記事では、大人400円の「都電ワンデーパス」をフルに活用し、お財布に優しく、心豊かになれる日帰りの都電沿線おでかけ旅をmetro編集部がご紹介します。
都電ワンデーパス(400円)で路面電車に乗り放題!
都電荒川線は1回乗車につき大人170円(ICカードは168円)の一律運賃ですが、3回以上乗り降りするなら都電ワンデーパス(大人400円、小児200円)を購入するのが断然お得です。
このきっぷは、購入当日に限り都電荒川線を何度でも乗り降りできる一日乗車券で、乗車時に車内で運転士から直接、または一部の停留場窓口で購入できます。さらに、沿線の提携施設や飲食店でワンデーパスを提示すると割引や特典が受けられるおトクなサービス「チカトク」の対象にもなっており、実用性抜群のアセットと言えます。
三ノ輪橋停留場からスタート!昭和レトロなアーケード街
旅の始まりは、東側の終着駅である「三ノ輪橋停留場」から。関東の駅百選にも選ばれているこの停留場は、バラの植栽に囲まれたレトロな木造風のデザインが特徴で、ホームに降り立った瞬間から昭和30年代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。
停留場を出てすぐの場所にあるのが、約130店舗が軒を連ねるジョイフル三の輪商店街(瑞光大門商店街)です。昭和の面影が色濃く残るアーケードの下、惣菜店やパン屋、昔ながらの玩具店が営業しています。名物の赤しそ漬けや手作りコロッケなどを買い求め、食べ歩きを楽しみながら歩くのがこのエリアの醍醐味です。
荒川遊園地前で途中下車!ファミリーで賑わう「あらかわ遊園」
三ノ輪橋から都電に揺られて約15分、「荒川遊園地前停留場」で下車します。ここから徒歩5分ほどの場所にあるのが、1922年(大正11年)開園という東京で最も古い公営遊園地であるあらかわ遊園です。
2022年に大規模なリニューアルが行われ、バリアフリー対応や綺麗で安全な遊具が導入されましたが、シンボルである観覧車や、日本一遅いと言われる「ファミリーコースター」など、温かみのあるレトロな雰囲気は健在です。園内にはかつて荒川線を走った引退車両「一球さん号(都電6000形)」が静態保存されており、中に入って休憩することも可能です。都電ワンデーパスの提示で、大人入園料(800円)が割安になる特典も受けられます。
飛鳥山で楽しむ自然と歴史!日本一短いモノレール
さらに都電を進め、「飛鳥山(あすかやま)停留場」へ。江戸幕府8代将軍・徳川吉宗が桜を植えて庶民に開放したことで知られる飛鳥山公園は、今も花見の名所として愛される憩いのスポットです。
明治の実業家・渋沢栄一の旧邸宅跡地でもあり、園内には「渋沢史料館」などの博物館が点在しています。また、飛鳥山停留場側から山頂の広場までは、高低差約17.4メートルを結ぶ自走式モノレール「あすかパークレール(アスカルゴ)」が運行されています。乗車時間はわずか2分ですが、全面ガラス張りの車窓から都電が走る大通りを見下ろすことができ、無料で誰でも乗車可能です。
都電荒川線は、車の通る一般道路を電車が一緒に走る「併用軌道(路面区間)」が飛鳥山〜王子駅前間にあり、都電が信号待ちをしたり、乗用車と並んで走ったりする珍しい光景を車内や歩道から間近に観察できます。
お役立ち情報
- 都電運行情報サービス(と電ナビ): 都電の現在位置や運行状況、目的の停留場までの所要時間をリアルタイムで検索できると電ナビは、次の電車がいつ来るかを把握するのに非常に便利です。
- 沿線割引特典「チカトク」: 都電ワンデーパスを含む東京の対象乗車券を提示することで、沿線の数多くの店舗や施設で割引などの特典が受けられます。お出かけ前にチカトク公式サイトで提携先を確認しておきましょう。
- 荒川線沿線のバラ: 荒川線沿線は別名「東京さくらトラム」と呼ばれますが、春(5月頃)と秋(10月頃)には線路沿いに約140種、1万3,000株ものバラが咲き乱れます。この季節の車窓からの眺めは特に美しく、多くのカメラマンで賑わいます。
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