都内最大級の水郷・水元公園へ。メタセコイアの森で味わう北欧風ピクニック
東京都葛飾区と埼玉県三郷市の境界に広がる東京都立水元公園。小合溜(こあいだめ)と呼ばれる広大な水辺に沿って造られた、都内唯一の水郷公園です。
その面積は東京ドーム約20個分におよび、都内随一の広さを誇ります。なかでも園内中央に広がる「メタセコイアの森」は、日本国内の都市公園としては最大規模の規模を誇り、一歩足を踏み入れるとまるで北欧やカナダの森を訪れたかのような幻想的な景色が広がります。
今回は、この美しい森の魅力と、心地よい風を感じながらピクニックを楽しむためのおすすめベンチスポットをご紹介します。
生きた化石「メタセコイア」が作る美しい森
水元公園の「メタセコイアの森」には、約1,900本のメタセコイアが植えられています。メタセコイアはスギ科の落葉高木で、かつては化石でしか発見されておらず絶滅したと考えられていましたが、1940年代に中国で現生種が発見され、「生きた化石」と呼ばれるようになりました。
水元公園のメタセコイアは、昭和40年代の開園当初に植林されたもので、現在は樹高20メートルを超える大木へと成長しています。
春から夏にかけては瑞々しい新緑のパラソルが空を覆い、秋には全体が赤褐色に染まるレンガ色の紅葉、冬には葉を落とした梢が幾何学的なシルエットを描くなど、四季を通じて異なるダイナミックな表情を見せてくれます。
ベンチ探しが楽しくなる、おすすめピクニックエリア
広大な水元公園には芝生広場や木陰に無数のベンチが設置されています。中でもピクニックを静かに、贅沢に楽しむためのおすすめエリアを2つ厳選しました。
1. メタセコイアの森のベンチ(木漏れ日の特等席)
森の遊歩道沿いに静かに佇む木製のベンチ。ここでは、頭上高く伸びるメタセコイアの隙間から差し込む光のシャワー(木漏れ日)を全身に浴びることができます。
風が吹くたびにさらさらと木の葉がこすれ合う音を聞きながら、持参した淹れたてのコーヒーとクロワッサンを広げる時間は格別です。森の中は外よりも少し気温が低く感じられるため、夏の暑い日でも涼しく過ごせます。
2. 小合溜を望む水辺のベンチ(水郷の風を感じる場所)
対岸の埼玉県立みさと公園を望む、水辺沿いに配置されたベンチエリアです。目の前には広大な池が広がり、水鳥たちが優雅に泳ぐ姿や、時折通り抜ける穏やかな川風を感じることができます。
遮るもののない広い空を眺めながら、レジャーシートを広げてサンドイッチやお弁当を食べる本格的なピクニックに最適です。水元公園内には売店もあり、軽食や飲み物を現地で調達することも可能です。
水元公園へのアクセスと散策のヒント
公園は非常に広いため、JR常磐線または京成線の「金町駅」から京成バスを利用して訪れるのがスムーズです。
- 金町駅から: 金町駅南口から京成バスのアイリスループ(金61系統)に乗車し、「水元公園」バス停で下車します(徒歩約7分)。
- 歩きやすい服装で: 公園の端から端まで歩くと約2km以上あります。アスファルトの遊歩道だけでなく、土や芝生の道も多いため、履き慣れたスニーカーで行くのがおすすめです。
都会にいることを忘れてしまうような深い森と、きらめく水辺。水元公園で、自分だけのお気に入りのベンチを見つけてみませんか。
お役立ち情報
- 水元公園ドッグラン: 公園内には広いドッグラン(要事前登録)やバーベキュー広場(要予約)も整備されており、ファミリーやペット連れでも一日中楽しめます。
- みさと公園との連絡: 水辺の対岸は埼玉県立みさと公園となっており、橋を渡って両方の公園を行き来する広域散策ルートも人気です。
- 葛飾区観光ポータルサイト: 金町駅周辺の下町情緒ある店舗情報や、柴又など近隣エリアとあわせた散策ルートは葛飾区観光ポータルサイト「かつしかまるごとガイド」で紹介されています。
出典: